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23. ちぃ、きめる
シリーズの最終話の一つ前にあたるこの話は、ちぃをそれまで描かれてきた日常のはるか外にある重大な決断に直面させる。世界と言葉、そして自分自身の感情を学ぶことに費やされた22話を経て、ちぃはついに自分自身の未来と秀樹との関係の未来を直接左右する選択をしなければならない――アニメ版においては、CLAMPによる原作漫画の結末を直接に反映した展開である。この決断の詳しい内容は話の進行とともに明らかになるが、それはシリーズ冒頭から育まれてきたテーマの数々を一気に凝縮する――感情の真正性、パソコンにおける個人の意志の位置づけ、そして人間と感じることを学べる機械との間に本物の愛が存在しうるのかという問いである。秀樹の側もまた、この選択の帰結と向き合わなければならず、その情緒的な相似は、出会った当初から二人がともにどれほど成長してきたかを浮き彫りにしている。マッドハウスの演出はここで、強調よりも抑制された強度を重視し、シリーズ冒頭から積み重なった言葉にならない思いの重みに、この転換点となる場面を存分に語らせている。感情の詰まった濃密な話であり、最終話の結末へ直接の地ならしとなる。
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