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6. ちぃ、よわる
トーンが一変するこの話は、より具体的な不安を導入する。ちぃに原因不明の衰弱の兆候が現れ、彼女への愛着がどれほど深くとも、彼女が結局は自分にも把握しきれない仕組みで動く機械であることを、秀樹――そして視聴者――に容赦なく思い知らせる。この突然の脆さは、それまでの話の軽やかさと明確な対比をなし、性質も必要とすることも完全には理解できていない存在の世話をすることの不安に、シリーズが正面から向き合うことを可能にしている。ただの学生である自分の手には負えない状況を前に途方に暮れる秀樹は、自分でも十分自覚しないまま愛着を抱いていた相手を失うかもしれないという恐怖と向き合わなければならない。この話はまた、技術的な依存の問題も暗に掘り下げている。病気の人間とは違い、ちぃは普通の医者に診てもらうことができず、彼女の運命は秀樹が持ち合わせない専門知識に左右される。それがこの話全体を貫く無力感をいっそう強めている。短いながらも印象的なこの暗い挿話は、ちぃの正体をめぐるこれから先の重要な展開への地ならしとなると同時に、シリーズの見かけの軽やかさの裏に、人間であれ機械であれ、脆さとは何か、誰かを本当に見守るとはどういうことかについての絶えざる考察が潜んでいることを改めて示している。
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