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7. ちぃ、はたらく
生活に苦しむ秀樹の役に立ちたいと願うちぃは、この話で何らかの職を得ようとする。シリーズの世界では、多くのパソコンが人間の従業員と同じように働き口を占めているという設定を踏まえた展開である。この前提を通じて、シリーズは経済に大きく組み込まれた社会でのパソコンの労働という問題を、ユーモアを交えつつも、いくばくかの重みをもって扱う。単なるプログラムではなく、好意を寄せる相手を心から助けたいという意志から機械が働きたいと願うとき、いったい何が起こるのか。どんなに簡単な仕事でも要求に四苦八苦するちぃの姿はコミカルな場面を数多く生み出すが、この話は安易な笑いだけにとどまらない。ちぃが自分を助けたいと思ってくれることへの感謝と、彼女が自分には本来負わせるべきでない責任を背負い込むことへの一種の居心地の悪さとの間で揺れる秀樹の誇りも問い直している。シリーズならではの繊細さで扱われるこの緊張関係は、一見他愛のない状況を使って、自律、尊厳、そして相互扶助であると同時に相互依存でもある関係の中で誰もが――人間であれパソコンであれ――占める位置について、より深い問いを探るチョビッツらしい手法を改めて示している。
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